キャラ変幻自在・高橋克典の役の幅を広げる「笑ってもらおう」精神
「僕、56歳になって事務所が『これ以上おまえをどう売ったらいいのか分からない』と」(高橋克典/フジテレビ「まっちゃんねる」6月19日放送)
芸人たちが笑わせ合い、最後まで誰が笑わずに生き残れるかを競う「ドキュメンタル」。その男性タレント版「イケメンタル」に参戦したのが、高橋克典(56)だ。まさかの登場に皆どよめく中、高橋が笑いながら語った参戦理由が今週の言葉だ。
もともとは知的でクールな役回りが多かった高橋だが、転機となったのは1999年から始まった「サラリーマン金太郎」(TBS)の主演だ。猪突猛進の強烈なキャラクターを演じ、シリーズは映画化を経て2004年まで続いた。
03年から始まった「特命係長 只野仁」(テレビ朝日)では、昼はさえないサラリーマン、夜はギラギラのハードボイルドキャラに変貌する男を演じ、12年まで続く長期シリーズとなった。こちらも映画化され、17年にはAbemaTVで配信オリジナルドラマも制作された。
アクションシーンはもちろん、この頃は既に希少となっていたお色気シーンもあり、小ネタも満載。アクションシーンはブルース・リーや松田優作、萩原健一ら自分の憧れを投影し、ベッドシーンは「昭和のドリフターズみたいに、親から『見ちゃダメよ』と注意されるような雰囲気が出るように演じていました」(AbemaTV「ABEMA TIMES」16年7月14日)。