人口5000万人の韓国には監視カメラ800万台!それでも犯罪は減らない
追う者と追われる者――韓国で逃げ切るのは難しい。街中のいたるところに設置された「CCTV(監視カメラ)」にキャッチされるからだ。
16日から公開の映画「SEOBOK/ソボク」でも、韓国がいかに「CCTV大国」であるかが分かる。映画では人類初のクローン人間と余命わずかの男が、国家情報局や闇の組織から追われる羽目に。国家情報局は街中に張り巡らされた監視カメラから2人の行方を追うが、なかなか見つけられない。上司が部下に「ここはCCTV大国なのにまだ見つからないのか?」と詰め寄るシーンがある。一方の追われる側もカメラを意識せざるを得ない。
実際、韓国は街のアチコチに監視カメラが設置されている。「行政自治統計年報」によると2019年の公共機関に設置されたカメラの数は約148万台。わずか4年で倍増したという。韓国情報化振興院の発表ではオフィスや個人宅、保育園、車に設置されたドライブレコーダーまで含めると800万台に迫る勢いで、韓国では「CCTV先進国イギリスの600万台を抜いた」と報じられた。
もちろん広大な中国や米国はケタ違いに多い。同じく16日から公開の中国・香港映画「少年の君」でも監視カメラが重要な役割を果たしている。