菅田将暉&小松菜奈にみる人生設計の堅実さ…“さとり世代”の結婚観が垣間見えた
この世代の特徴は「コスパ」を重視し、とにかく無駄なことはせず、ありとあらゆる物欲を持たない。さとり世代という言葉は恋愛にも派生し、恋にも無欲なことを意味する「絶食系男子」という言葉も生まれるなど、どちらかというとネガティブな使われ方をしてきた。
しかし正確には完全な「絶食系」ではなく、「この人だ」と思う人を堅実にきちんと見極め、選び抜いた相手と「早く結婚したい」と思う男性もいる。
結婚式場口コミ情報サイト「ウエディングパーク」が大学生の男女496人を対象に2018年に行った調査では、「25歳前後で結婚することにメリットを感じているか」という質問に、ほぼ半数の49.8%が「はい」と回答。全体の7割以上の大学生も、「将来結婚したい」と結婚に対して前向きな考え方を持っていた。
また現在交際中の彼氏彼女がいる回答者のうち、7割近くが「現在付き合っている人と結婚を意識している」と答えた。若い世代の「早婚」を支持する価値観がデータにも顕著に現れた結果といえる。
恋愛そのものに貪欲というより、「この人を逃したくない」という「運命の相手だと思える人」に対してガツガツすると、必然的に結婚という選択肢が浮かび上がってくるのだろう。