著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「諦めなくてよかった」を体現するおいでやす小田の大声ツッコミ

公開日: 更新日:

「なんのために呼んだんや!」(おいでやす小田/フジテレビ「IPPONグランプリ」12月4日放送)

 ◇  ◇  ◇

 昨年との番組出演本数を比較する「2021ブレイクタレント」で、マヂカルラブリーとともに290本増で1位に輝いた「おいでやすこが」。そのひとり、おいでやす小田(43)はその勢いのまま、「IPPONグランプリ」に出場した。

 メンバーを見て、がくぜんとしたという小田は「オールスターやないかい!」と大声でツッコミ。MCの松本人志に「大声禁止な」と制されて、大声で返したひと言が今週の言葉だ。松本は「いや、大声のために呼んでへんわ」と笑った。

 おいでやすこがは、ピン同士のユニットとして初めて昨年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日)の決勝に進出し、旋風を巻き起こした。それが、いかに異例のことだったか。「M-1」決勝進出発表前に収録され、決勝後に放送されたテレビ朝日の「霜降りバラエティ」(21年1月6日)を振り返ってみる。

 同番組で「優勝おめでとう!」と言われ、「よく見るよ、『2パターン撮っときましょう』って。俺ら、あるかぁ!」とツッコミ。せいやに「(最終決戦の)3組の小田さん、めっちゃオモロイですよ」と言われると、「笑てまうよな」とニコリとしたことからも「想定外」がうかがえる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に