眞子さんバッシングは皇室への「畏敬」「敬愛」が失われた証し

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 これまでも皇室バッシングはあったが、今回ほどすさまじいものはなかった。4年弱も続くなど、過去にはなかったはずである。そのうえ、バッシングに同調した人がたくさんいたことも異常だった。SNSの書き込みも尋常ではなかった。皇室に対する見方への変化がうかがえる。

 戦後、昭和天皇に対して批判する人はいたが、今回ほど大勢の人が同調することはなかった。そこには国民の天皇および皇室に対する「敬愛」と「畏敬」があったからだ。それが平成になると大衆天皇となり、「畏敬」より「敬愛」が強くなり、永遠の大スターのような存在になった。現在は、皇室というブランドを背負ったタレントのようなイメージではないか。皇室への「畏敬」が失われ、「敬愛」が軽くなってしまい、人権を否定しかねないバッシングが広がったのだろう。 (つづく)

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