著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<125>早貴被告との面会を弁護士は頑なに拒否「回答は差し控えさせていただきます」

公開日: 更新日:

 弁護士は焦ったような言い方をした。

「ご回答は差し控えさせていただきます」

 私は相手の常套句で返事をした。30分以上も続いた会話は結局、噛み合うことがなく終わった。

■慌てて社印を借り受け委託契約

「なんかあったかい?」

 マコやんから電話があったのは、この電話が終わって1時間ほど経ってからだった。

「どうしたんですか?」

あのな、U弁護士から切羽詰まったような電話が何本もかかってきて、『明日の朝に田辺に行くから社印を貸して欲しい』って頼まれたんや。『社印の保管はワシやなくて佐山さんやで』って言ったけど佐山さんと連絡が取れないとかでワシに頼んできた」

 私はマコやんに弁護士との電話のやりとりを詳しく話した。

「そうか。ヨッシーのアドバイスで気が付いたということか。やっぱりあいつらアホやなあ」

 翌朝、弁護士はアプリコに姿を現した。そこで社印を金庫番の佐山さんから借り受けてアプリコとの業務委託契約を結んだことまで私は知っているし、証拠も残っている。

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