テレビ業界が“ホワイト職場”アピールの滑稽 日テレは「AD→YD」に、「~ちゃん」呼び禁止の局も
日本テレビが番組制作においてAD(アシスタント・ディレクター)の呼称を廃止し、「ヤング・ディレクター」を略した「YD」と呼ぶことに改めたことがネット上で話題になっている。日テレとしては「AD」の呼称を廃止することでホワイト職場のイメージを打ち出したいのだろうが、ネットでは冷めた意見が多い。
〈呼称を変更したところで実際の業務内容や待遇、上司の人たちの接し方など「実態」が改善されなければ意味が無い〉
〈変革が必要なのは呼称変更ではなく、プロデューサーやディレクターがADだった時に感じた不条理を反面教師として改善しようと思う意思では?〉
〈またおかしな和製英語が増えた〉
〈ADからYDに変えたから何? 問題はテレビ業界の酷い労働環境でしょう。労働に関する意識と働き方を改善しないといけないのでは?〉
「最近は就職試験でせっかく難しい試験に受かってテレビ局に入社してもサッサと退社して転職したり独立する若者が増えています。最近もフジテレビの早期退職を知ってテレビの将来を悲観する若いテレビマンがいますが、旧態依然のままの職場を見て『これはヤバイ』と逃げ出してしまう若手が多いのです」(キー局の中堅社員)