「何言うてんねん」を愛し続けるAマッソ加納のトガった笑い
「『丸なって』とか言われるんですけど、『いや、そっちが優しなって』って」(加納/テレビ朝日系「ホリケンのみんなともだち」3月15日放送)
◇ ◇ ◇
実力派女性コンビとして高い評価を受けるAマッソ。彼女たちは先鋭的なネタを駆使するため、「トガっている」と形容されることも少なくない。事実、数年前まではバラエティー番組で、うまく立ち回れているとは言い難かったが、最近では各番組に引っ張りだこの存在だ。
冒頭の番組で「考え方とか、路線を変えたの?」と聞かれ、ネタ作り担当の加納は「数年前まではマジでスタッフさんを敵やと思ってたんですよ」と答える。以前はテレビに出るためには必ずオーディションがあり、スタッフの接し方も厳しかったから臨戦態勢になった。けれど、今はオーディションなしに「呼ばれる」立場になって、スタッフが優しくなったと話した上で語った一言が今週の言葉だ。
「今までゴミみたいな目で見てきてたわけじゃないですか。それが『よろしくお願いします!』みたいに言ってくれたら、こっちもニコニコする」と続ける。芸人が「丸くなる」理由の核心を突いた言葉だといえるだろう。