著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<177>筆跡鑑定の神様が遺言書を偽と断言「100%、野崎幸助さんの文字ではない」

公開日: 更新日:

──99%でなくて100%ですか。それほども自信があるんですか。

「ええ、もし田辺市が鑑定書を出してきたとしても、それを論破する自信もありますし、裁判に呼ばれたら私は出てしっかりと説明をさせていただきます。絶対に負けませんから」
──今回の鑑定は他の鑑定と比較して難易度はどうだったんですか。

「難易度からするとそれほど高いものではありませんでした。しかし、田辺市が資料として裁判所に提出していた野崎さんが書いたという書類・封筒には全くデタラメなものが多く含まれていたんです。鑑定を混乱させるためにわざとニセモノを混ぜる者もおりますが、それは暴力団がやるような手法で、田辺市という行政ともあろうものが、こんな資料を出してきたのは驚きでした。田辺市は恥を知らないのでしょうか」

 遺族側は野崎さんが書いたと思われる書類や書きなぐった紙切れを吟味して裁判所に提出していた。それに対して田辺市は、文字を吟味もすることなく、封筒の宛名などの大量の資料を提出したので、その鑑定に時間がかかったと不満を述べる。

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