エイベックス松浦会長の「ブス」「ババア」侮辱発言は営業妨害になる? 弁護士の見解は

公開日: 更新日:

 中でも《他事務所の所属タレントの容姿をディスるって、営業妨害では?》《同業の人がこれを言ったらネガティブキャンペーンになるだろ》という声も上がっている。

 企業法務と刑事事件に詳しいアーチ日本橋法律事務所の吉岡正太郎氏に話を聞いた。

■刑法上の名誉棄損罪にはあたらない

「今回の件は、2つの問題に分けて検討する必要がありそうです。1つ目は、刑法上における名誉棄損罪、侮辱罪の問題ですが、『ブス』『おばさん』というのは、事実の適示には当たりませんので、名誉棄損罪の問題とはならず、侮辱罪の問題となるように思います。ただ、この件で、タレント側から被害届が出たり、慰謝料請求ということは考えにくいと思います。

 2つ目は、業務妨害についてです。刑法上、業務妨害罪は、①風説の流布、②偽計、③威力の3つが規定されています。

 ①風説の流布とは、客観的事実に反する噂や情報を不特定または多数の人に伝播させる行為を言います。松浦氏の行為は、松浦氏の認識や評価であり、客観的事実に反する噂や情報とは言えない可能性が高く、これには当たらないでしょう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」