加山雄三、吉田拓郎引退報道で思い出す…タレントの「衰え」とは何なのか?
加山雄三が年内でコンサート活動を引退することを発表した。85歳になり「まだ歌えるうちにやめたい」としたのは、本当に立派だ。2019年に腰の圧迫骨折、脳梗塞も発症、20年にも小脳出血が見つかり、歩行や発声などのリハビリを経て、今や表に出てくれば元気な様子を見せてくれている。
僕らの世代以上の人にとっては“永遠の若大将”でいなくてはならない人なので、年齢を感じさせないイメージを出せるだけでも頭が下がる。しかし、コンサートツアーなどは負担が大き過ぎるのも当然だ。
76歳になる吉田拓郎も7月のフジテレビの番組でテレビ出演は最後といわれ、年内で引退の意向だと報じられている。本人はブログで「何だか世間的に引退とか何とか……お騒がせは『心が痛い』のだ」と記す。のどの病は乗り越えたものの、年齢的にムリはできないだろうし、万全の状態でなければやりたくないのだろう。
また、高橋真梨子も今年の全国ツアーが最後としている。年齢は73歳だ。同じ73歳の井上陽水も引退のウワサが出ているし、それも不思議ではない。