選挙中の横並び礼賛報道 まっとうな批判を曲解する安倍応援団は偏向してないか?
また事件直後、犯人の動機もわからない頃、アベ応援団の皆さんが口を揃えて、「これはアベガー、安倍批判の論調が彼の背中を押したのだ」と言い出したのには驚いた。政治家を批判したり揶揄(やゆ)したりするのは当たり前の権利、自由だと思っていた。まるで殺人教唆のような言い方。
でもまあ人が何を考えるのも自由。反論すればいいだけだが、フジテレビの上席解説委員である平井氏まで、「僕の胸につかえていたのは」「安倍氏を」「口汚くののしってきた人たちが」「無事を祈ります」と「聞くのが苦しかった」と書いていた。え! 俺の事? と驚いた。いや、普通に無事は祈るでしょう。批判とそれとは別だ。
そして「この日本の空気が、安倍さんを殺してしまったのではないか」と結論づける。いや、それは犯人がやったことです。中立な報道をするべきテレビ局の人がこれはどうなのか。
世の中にはどんな意見も混在して、それぞれに重きがあるからいいのではないか。新聞もテレビ局も、あまりにも偏りすぎていないか。