「竹のこ」の前座名を付けたのは「竹」が付く可愛らしい名前だから
前座時代から新作落語をやっていたのか。
竹丸「やっぱり落語の基本は古典ですから、前座のうちは古典の稽古をさせました。私は教えられないので、いろんな師匠に頼んで稽古を付けてもらうよう手配しました」
竹千代「うちの協会だけでなく、落語協会の師匠連や5代目円楽一門の兼好師匠にも教えていただきました」
4年間の前座修業を経て2015年、二つ目に昇進する。
竹千代「芸名を変えるのに、自分で決めていいと師匠が言ってくださったので、徳川家康の幼名が竹千代で、天下取りの武将の出世名だと、竹千代に決めました。すぐ師匠に報告したら、嫌な顔をしたんですね。あれっと思いましたが、師匠は訳を言わないんです」 =つづく
(聞き手・吉川潮)
◆公演情報
8月17日に内幸町ホール(東京・千代田区)で「芸術祭師弟受賞記念親子会」開催