桂竹丸「私が取るのが遅かったのと、弟子が早く取ったことで連続受賞となりました」
桂竹丸、竹千代師弟が、2年連続文化庁芸術祭受賞という快挙を成し遂げた。竹丸が令和2年度の優秀賞に、竹千代が3年度の新人賞に輝いたのだ。今週の17日、内幸町ホールで、「芸術祭師弟受賞記念親子会」を開く。そこで今回は、師弟に語ってもらった。
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桂竹丸「ありがとうございます。私が取るのが遅かったのと、弟子が早く取ったことで連続受賞となりました(笑)。参加公演で演じたのは、私が『明智光秀』、竹千代が『古事記』と、同じ歴史ものだったのもうれしいですね」
桂竹千代「2度目の挑戦で受賞したのも師匠と同じでして。師匠は得意とする戦国時代の噺で、私は専門の古代史で取ったわけです」
専門というのは、竹千代が明治大学大学院で学んだ分野なのだ。
竹千代「史学地理学科在学中に、お笑い芸人を目指して、ワタナベエンターテインメントがやってるコメディースクールに入りました。そこで漫才の相方を見つけて、当時の人気番組、『爆笑オンエアバトル』に出たことがあります。歴代の出場者の中で最も少ない得票でした(笑)」