歌手・白崎映美さん 活動休止から10年…伝説のバンド「上々颱風」一日限定復活にかける思い

公開日: 更新日:

白崎映美さん(歌手/60歳)

 リーダー・紅龍の「三線バンジョー」とド派手な和洋折衷衣装の女性ツインボーカルという無国籍風バンドとして日本だけでなく、世界を股にかけて活動。JAL沖縄キャンペーンCMやスタジオジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ」の映画音楽などで知られる上々颱風。2013年から無期限活動休止中だが、ボーカルのひとり、白崎映美さんは今、どうしているのか。

 ◇  ◇  ◇

「先日、イスラエルに行ってきたばかりなんです。東日本大震災の時にいち早く医療団を派遣してくれたのがイスラエル。去年は震災から10年。東北とイスラエルがコラボして交流を深めようと企画が進み、エルサレムとテルアビブで向こうの人気バンドと共演してきました。今日、テンションが上がってるのはそれだけじゃなく、10年ぶりに紅龍さんや西川郷子さんら上々颱風のメンバーと会ったんですよ。活動休止といっても、もしかしたら二度と復活できないんじゃないかと思っていたので夢のようです」

 東中野の喫茶店で会った白崎さん、こう言ってにっこり笑った。「白崎映美還暦大感謝祭 MOKKEDANO!!」が11月19日に白崎さんの生まれ故郷の山形県酒田市で行われ、「上々颱風」が一日だけ復活するのだ。

「『コロナ禍やウクライナ戦争に乗じて何だかキナ臭い動きがあるけど、今こそ愛と平和を訴える上々颱風の底抜けに明るい歌が必要なのでは』と訴えたプロデューサーの斎藤朋さんに、紅龍さんが共感して出演を快諾したと聞いて、うれしかったですね」

 上々颱風休止後の白崎さんはソロ活動のほか、「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」と「白崎映美&白ばらボーイズ」という2つのバンドで活動している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇