菜々緒「忍者に結婚は難しい」はアンジー&ブラピ“スパイ夫婦映画”彷彿…ツボ視聴者は誰?
そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「表向きにはなかなか言えませんが」とこう続ける。
「リアルタイム視聴よりも録画や配信での視聴者の支持を重視しつつ、リアタイ視聴にも結びつけたい、というのが局側の本音でしょう。10~20代の支持は欲しいところですが、現実は40~50代の“ネットも普通に使うし、地上波全盛期に親しんだ記憶もある”という層。この層の10~20代の頃の記憶を刺激するのが狙い。『silent』も、実はこの層の中で深く刺さった人が多かったのでは。タイプはまったく違いますが、『忍者――』がツボという人もこの層にはいるはず。かくいう僕も『ルパンの娘』の雰囲気、好きでしたから」
確かに「忍者――」はアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが敵対するスパイ夫婦を演じた2005年の米映画「Mr.& Mrs. スミス」を彷彿させる。そういえば、13日スタートの井上真央(35)主演「100万回言えばよかった」(TBS=金曜夜10時)も、90年の米映画「ゴースト/ニューヨークの幻」を連想させる設定だ。