ジュリー社長を知る元Jr.が実名で告白「会見要請にも馬耳東風。改革や出直しも絵に描いた餅でしょう」

公開日: 更新日:

性的虐待の法改正に期待

 ──性加害問題の再発防止も、そんなジュリー社長には望めないと。

「実はこのほど、永田町でこの問題を経緯から詳しくご説明する機会をいただきました。現行の児童虐待防止法では、子どもへの性的虐待があっても、親または親に代わる保護者以外、虐待と定義されないんですね。この対象を広げ、第三者であっても通告義務があるとする法改正をと立憲民主党が呼び掛け、超党派で取り組んでいる。こちらには期待しています」

 ──改正されれば抑止になると。

「そうですね。僕たちの頃は警察も頼りにできず、途方に暮れましたけど、法改正されれば、少年たちにとって自分を守る盾になり、武器にもなる。当時もそれがあれば、随分違っていたと思います」

(取材・文=長昭彦/日刊ゲンダイ)

▽平本淳也(ひらもと・じゅんや) 1966年、神奈川県厚木市生まれ。ジャニー喜多川氏からの誘いで13歳から「合宿所」に出入りし、田原俊彦らのバックダンサーを務める「ジャPAニーズJr.」に参加。20歳で退所。96年の著書「ジャニーズのすべて」3部作など、自らの被害体験を含むジャニー氏から受けた性加害の告発は約30年に及ぶ。

#2【元Jr.が実名告発する合宿所の“驚愕事態”「単純計算しても2500人以上が犠牲に…」】

#1【元Jr.が実名激白!「東山はジャニー氏側近中の側近。性加害を知らないはずがない」】 

【連載】ジャニー喜多川氏「性加害」半世紀の真実

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動