“ジャニオタ”たちが抱えるジレンマ…「性加害問題」と「少年への愛」の間で揺れる複雑心情
次々と新たな告発者が現れ、問題の根深さが浮き彫りになっているジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題。
■テレビ出演は継続
31日にはTBSの佐々木卓社長が定例会見で、事務所が再発防止策などを発表したことに触れ、「それが今後ちゃんと進んでいくのかどうかが大事」と推移を注視していくと言明。NHKと他の民放各局のコメントも同じく、おおむね〈性加害は許されるものではないが、事務所の対応を注視していきたい〉といった趣旨のものに終始し、25日の会見で、テレビ東京の石川一郎社長が「タレントに罪や問題などがあるわけではない」と語った通り、ジャニーズのタレントの自局へのテレビ出演は変わらず続くといった内容だ。
これに対し“ジャニオタ”といわれる、ある熱狂的なジャニーズファンは、顔を曇らせながら、こう話す。
「変わらずテレビに出られることでホッとしているが、ファンにとっては昔から知っていたこと。告発するなら、今さら言うのではなく、ジャニーさんが生きてる時に言えよ、と」