「キムフク戦争」の次は…夏ドラマの注目はフジ月9仁村紗和、月10小芝風花の“演じ分け”
「世帯視聴率で苦戦することは覚悟の上で、若年層を取り込もうという強い意志を感じます。前評判はあまり良くないようですが、化ける可能性は十分あると思いますよ」と話すのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。
亀井氏は「日曜劇場は意識せず、月9らしさを突き詰めて世に問うといったところでしょうか」と、こう続ける。
「『風間公親』の舞台挨拶のとき、木村さんが『月9って言わなくていいんじゃないかな』って話していたんです。その次のクールで“王道の月9”をうたっているわけですから、相当な覚悟を持って振り切ったものにしてくれるはず。中でも、今期のフジテレビ水10『わたしのお嫁くん』で人気キャラクターとなった“赤嶺さん”を好演した仁村さんが、今度はアネゴ肌のシングルマザー役。どんな演技を見せてくれるのか、今から楽しみにしています」
仁村が演じた“赤嶺さん”のハイテンションぶりは、確かに春の連ドラの中でもインパクトの強かったキャラの1人だ。
「ハイテンションといえば、テレビ朝日の『波よ聞いてくれ』で主人公のミナレを演じた小芝風花さんもすごかったですね。その小芝さんはカンテレ制作のフジ月10『転職の魔王様』で“社畜”ヒロインに。金髪マシンガントークからの変貌ぶりに期待です」(前出の亀井氏)
仁村も小芝も演技力には定評がある。“キムフク戦争”の次は、春ドラマから続けて出演する女優の“演じ分け”に注目して見るのも面白いかも。