朝ドラ「走らんか!」主演・三国一夫さん ダスキン勤務を経て復帰し兼業俳優になるまで
「走らんか!」放送終了後は歌手活動や、オリジナルビデオ「BE-BOP HIGHSCHOOL」で主演を務めるなどしたが、26歳のとき2歳年上のCAと結婚。掃除サービス会社「ダスキン」に就職し、害虫駆除の部門で働いたという。
「役者の才能はないな、と見切りをつけ、結婚を機に家族を養おうと就職しました。害虫駆除にうかがったお宅で『あれ、どこかで見たような……』と言われましたが、トボけていました(笑)」
しかし、「走らんか!」でお世話になったNHKのディレクターに声をかけられ、2002年、単発ドラマ「うきは~少年たちの夏~」に出演したのを機に退職。俳優に復帰した。
「チーフディレクターに褒めてもらい、初めて本気で芝居を勉強してみたい、と。それまでは甘くみていたと思います」
ワークショップに通い、「劇団 球」副主宰を経て、37歳のときに「劇団 全快転」を立ち上げた。主宰・演出・脚本・俳優を務めるなど舞台に注力。しかし、家庭の方はうまくいかなくなり、20歳の長男を筆頭に2男2女に恵まれたが、17年に離婚。