著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「月9」も苦戦の連続…巻き返しに必死なフジテレビは空回りしているようにしか見えない

公開日: 更新日:

■“月9”に幕を下ろす時期が来ている

 巻き返しに必死なフジだが、空回りしているようにしか見えない。そろそろ考え直すことも必要。フジの象徴だった“月9”も毎回、旬の俳優を起用してあの手この手でドラマを提供しているが、苦戦続き。18日に終了した「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」も二宮和也大沢たかお中谷美紀の主役クラス3人の共演も初回こそ7.8%だったが、4%までダウン。「期待外れ」の典型的な落ち方だった。視聴者はキャスティングだけでドラマを見ない。要は内容だ。両方が伴って初めて高視聴率につながる。TBSの「VIVANT」がいい見本になった。

 年明けは永野芽郁が初めて“月9”の主演を務める「君が心をくれたから」がスタートする。若手女優の中でも演技力、人気ともトップクラスの実力者。相手役も実力俳優の山田裕貴。“月9”再興に向けてベスト布陣で臨む。どんな数字を出すか関心も高いが、結果はどうあれ、“月9”に幕を下ろす時期が来ている。月曜9時ドラマ枠を撤退すれば、スタッフも“月9”の重圧から解放され、のびのびと新しい番組をつくれる。仕事する環境を楽しくするほうが先決か。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差