MANGAカルチャーは世界席巻も、低すぎる国内の評価…鳥山明氏の死去を機にSNSで疑問噴出
国内外から哀悼の声が絶えない。国民的漫画家・鳥山明さん(享年68)の突然の訃報は全世界を駆け巡り、悼む気持ちは民族や宗教、政治体制の垣根を越え、広く共有されている。鳥山さんの作品が地球を魅了してきた証拠だ。
日本の「漫画」を世界の「MANGA」に押し上げた功績は海外で高く評価されている。2019年に鳥山さんは「芸術・文学の領域での創造と、世界での普及に傑出した功績のあった人物」に授与されるフランスの芸術文化勲章「シュバリエ」を受章。昨年4月にもシュバリエを高橋留美子氏に授与し、多くの日本人漫画家に贈られているが、Xでは鳥山さんの死去を機に日本政府の「怠慢」に疑問の声が噴出している。
鳥山さんと手塚治虫さん、「神様」2人の写真を並べた〈この二人に文化勲章も国民栄誉賞もないとかおかしいよね〉という8日付の投稿には、10日夜時点で約6.8万の「いいね」が付いていた。