天才子役と呼ばれた斉藤こず恵さんは3年前に22歳年下と“コロナ婚”「イケメンゆえ、最初は詐欺かと…」
天才子役といわれた斉藤こず恵さん(56)
芦田愛菜や神木隆之介ら子役出身の俳優が活躍しているが、1970年代、NHK朝の連続テレビ小説「鳩子の海」でヒロインの子ども時代を演じ、また「山口さんちのツトム君」を歌い大ヒットさせた斉藤こず恵さんの人気はすごかった。成人後も、バラエティー番組でダイエットに挑戦するなど話題になっていた。斉藤さん、今、どうしているのか。
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斉藤さんに会ったのは、JR恵比寿駅から徒歩8分の所属事務所。主に声優が所属する事務所だ。
「声優の活動をさせていただくようになって6、7年。まだまだ新人です。有名な田中真弓さんや山寺宏一さんら先輩方と舞台でご一緒する機会があり、勧められたのがきっかけです」
斉藤さん、まずはこう言った。アニメ「呪術廻戦」「銀魂.」、吹き替えでは「Empire 成功の代償」「パラサイト 半地下の家族」など人気作に多数出演。さすが、声優の仕事もお手のもののようだ。
「とんでもない! 芝居はできても、声優はいろんなテクニックが必要な職人芸。難しくて、教えてもらいながら必死でみなさんについていっています。ただ、特徴的なダミ声のおかげで、オババ(高齢女性)役や魔女役で、声をかけていただけるんです(笑)。声優の仕事って舞台で芝居をしているみたいで楽しいし、アニメは今、若い子にすごい人気じゃないですか。私の子役時代を知らない、20代の姪や甥、友人の子どもらが『スゴイ!』と、初めて私を認めてくれてうれしいです(笑)」
自分が表に出る仕事より、声優が気に入った?
「いえ、舞台もやっていくつもりですよ。『劇団若草』で同期の坂上忍くんが、今もあんなにテレビで活躍しているのを見て、『すごいな。私たちもがんばろう!』と、同じく子役出身の阪本浩之くんと一緒にユニット“こずひろプロデュース”を立ち上げ、この3月に『硝子の獣』という舞台をやります。“目指せ『劇団☆新感線』『大人計画』”の意気込みで、ちゃんとギャラも発生するよう活動していきたいですね。でも、ドラマに出るのは厳しくなりました。私は芸歴が長くギャラが高いので、ドラマの制作費が少なくなった昨今は、敬遠されがちなんです。その点、声優は新人価格でお仕事させていただける。ルックスに関係なくできるのもありがたいですね!(笑)」
元気いっぱいだが、20年前には甲状腺機能低下症や甲状腺がんを公表。体調が気になる。
「半年に1回の受診を続けています。最初にがんと判明したときは、余命10年と言われ、当時、最新の放射線治療を受けたものの、その後2度再発し、そのたびに抗がん剤などで対処。先日は合併症で不整脈が出て、カテーテル治療のために2日間入院しました。仕事関係者に迷惑をかけないよう、日常的に病院にかかり、メンテナンスを続けている、という感じです」
■3年前に22歳年下の会社員と“コロナ婚”
大変だなぁ。プライベートはどうか。高校卒業後、ニューヨーク州立大学に留学し、28歳で米国人実業家と結婚。飲食店を共同経営していたが、34歳で離婚。そろそろ再婚していたりして……?
「はい、しました。3年前に、22歳年下の会社員と“コロナ婚”を。コロナで危機に陥った飲食店を応援しようと、食事をしに行ったりしていて親しくなりました。飲食店経営に挑戦したいという彼に、私の経験を話したり、共通の趣味の野球やゴルフの話も合ったりして」
それにしても、53歳と31歳で結婚とは! しかも、現在、34歳の夫の写真を見せてもらうと、かなりのイケメンだ。
「溝端淳平さんに似ている、と言われます。あまりに若くてイケメンなので、好意を受けても最初は詐欺かと疑って、『私、お金ないよ』と言ったくらい(笑)。彼は周りに私と同年代の友人・知人が多く、年齢の感覚がないみたい。性格は明るくポジティブで真面目。一本芯が通っていますね」
今度こそ、お幸せに!