韓国大手芸能プロ「HYBE」で内紛…第1幕は事務所代表ミン・ヒジン氏の勝利か?
BTSのファンから「我々はHYBEでなくBTSを支持する」「所属アーティストを保護しない所属会社は存在の理由がない」と葬儀花が送り付けられる事態に。K-POP事情に詳しいローバー・美々氏がこう言う。
「第1幕はミン氏のパフォーマンス勝ちといえます。エキセントリックな発言もさることながら、翌日、リリースされるNewJeansの新曲動画でメンバーのミンジさんが着用していた服とトーンマッチさせ、自身が“NewJeansのために戦っている”ことを、ビジュアルで主張。ファン層を味方につけました。ミン氏はHYBEに対し『奴隷契約だ』と主張していますが、自身もADORの株を所有し、売り上げに応じたインセンティブももらえる契約で、年収5億円ともいわれています。HYBEの告発はビジネス的にも間違ったステップを踏んでいるとは思えませんが、ファンの心がミン氏に傾いているという点で戦略勝ちでしょう。6月には日本デビューも控えているNewJeansですが、今回のドロ沼劇で解散することにでもなれば、レコード会社との契約、大手CM契約の違約金も発生しますから、HYBE側も法廷闘争には全力で戦うはず」
HYBEの株価は4月22、23日の2日間で時価総額8500億ウォン(約935億円)の大暴落。優勢だったミン氏も第2幕ではファン心理操作だけで勝てるとも限らない。