中尾彬さんと愛妻・池波志乃 “夫唱婦随“で”婦唱夫随”の33年…おしどり夫婦が続いた秘訣
そんな節度ある池波を中尾さんは生涯、大切にしていたようだ。
芸能リポーターの小柳美江さんがこう振り返る。
「志乃さんとご一緒にイベントなどに出演されたとき、それってオノロケですよねと突っ込みたくなるような場面がいくつもありました。あくまで遠回しな言い方で、ストレートではないのですけど、本当に大好きなんだなあと伝わってきたものです」
■「オレはカミさん以外いらない」と断言
夜の報道番組の生放送にコメンテーターとして出演したときは、こんなエピソードも。
「番組のエンディングで、中尾さんはカメラに向かって、お寿司屋さんの店名を挙げて『このあと、そこで待っているから』って。スタッフ、出演者があぜんとする中、番組が終わってしまったのです。だって、それは志乃さんにだけ送られたメッセージ、テレビ電話にしちゃったのですから」(小柳さん)
中尾さんが池波との共著「終活夫婦」(講談社)では毎晩、池波の料理を肴にふたりで晩酌を楽しみ、2時間なんてあっという間に過ぎていくとしていた。