中尾彬さんと愛妻・池波志乃 “夫唱婦随“で”婦唱夫随”の33年…おしどり夫婦が続いた秘訣
池波が「テレビを見ながら食事をすることはまずないわね」と言うと、中尾さんはこう続けている。
「一切ない。だって、テレビを見ていたらせっかくの料理の味がわからなくなるじゃないか」
そして「オレはカミさん以外いらない」と断言している。
「死んでいくというときに必要なものなんて、なんにもない。カミさんがそばにいてくれてたら、もうそれでいいんだ」
との考えをメディア取材でも語っていた。
葬儀で喪主を務めた池波はこう挨拶したそうだ。
「あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。かないますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです」
このとき、天国に旅立った中尾さんがにんまりと、あの笑顔で池波を見守っていたであろう。