松田聖子と中森明菜が2トップ…韓国に空前の日本歌謡ブームで商機到来!

公開日: 更新日:

注目アーティストの特別編集盤、さらにはアナログレコードの復刻盤も

 この関係者によれば、聖子や明菜以外にも近藤真彦や尾崎豊、テレサ・テン、チェッカーズなどは不動の人気を誇るという。

「近藤の『ギンギラギンにさりげなく』やテレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』、チェッカーズの『ジュリアに傷心(ハートブレイク)』などは定番です」

 この日本歌謡ブームに便乗すべく、日本のレコード会社は、それぞれ人気を誇る注目アーティストの特別編集盤、さらにはアナログレコードの復刻盤などの準備を始めている。

「うまくいけば1000億円規模の市場に成長するかもしれない。さらにこのブームに乗っかる形で往年のアーティストが韓国でのコンサートを企画しています」(前出のレコード会社関係者)

 そもそも韓国で日本の歌謡曲が注目を浴びるきっかけとなったのが韓国の民放局MBSが放送する「韓日歌王戦」。日本でもWOWOWやABEMAで視聴することができるという。

「番組では日韓の歌手や歌の上手な素人が登場し、往年のヒット曲を披露する。この番組に日本から出場した住田愛子らのスターが生まれ、韓国で注目され、その後、日本デビューするという逆輸入現象も生まれている。不倫騒動で旧ジャニーズを退所した近藤も関連番組に出演し韓国で大きな話題になった」(芸能プロ関係者)

 そうしたなか、韓国における日本歌謡ブームの到来を確信させたのが人気ガールズグループ「NewJeans」のメンバー・HANNI。今年6月の東京ドームにおける「NewJeans」公演で、松田聖子のヒット曲「青い珊瑚礁」をカバーしたのだ。

「公式映像はないが、韓国のファンが隠し撮りした映像をYouTubeにアップした。それが拡散し、話題になったんです」(前出の芸能プロ関係者)

 HANNIの「青い珊瑚礁」がネット上で拡散したことで韓国のみならずアジアやアフリカ、ヨーロッパなどでも現在、聖子ブームが勃発。キャンディーズ好きで知られる石破茂新総理もぜひ、この日本歌謡曲ブームに注目するべきだろう。

  ◇  ◇  ◇

 NHK紅白歌合戦の話題が出始めると毎年のように俎上に上がる「今年の紅白に中森明菜は出るのか?」という疑問。●関連記事【もっと読む】中森明菜はイベント大成功でも紅白出場は…レアな近影も反応イマイチで"賞味期限切れ"感…では、今年の紅白においてはどうなるかについての疑問の声などに触れている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  3. 3

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  4. 4

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  5. 5

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係