遅咲き吉岡里帆の“ド根性人生” ヒット作に恵まれず、SNSで叩かれ…「正体」助演女優賞で涙の受賞スピーチ
先日行われた「第49回報知映画賞」の表彰式で、「正体」で助演女優賞に選出された吉岡里帆(31)が、涙ながらに心情を吐露して話題になっている。
吉岡は、受賞後のスピーチで、「気持ちがいっぱいいっぱいになってしまって……」と言葉をつまらせ、その後、こう続けた。「私はいつも自分の居場所、役割を模索していました。どうしたら役者としていられるんだろう、どうしたら監督の期待に応えられるんだろうという葛藤がいつもありました」。さらに「(今回の受賞は)自分にとって大きな大きな出来事で、そういうスタンスのまま頑張っていいんだと背中を押された気になりました」と涙を流して語った。
京都の大学在学中に学生演劇に参加していたが、居酒屋や歯科助手のアルバイトをしながら、深夜バスで東京に通い、オーディションや演劇のワークショップに参加。下積み生活を続けながら、チャンスを待ち続けた。2016年、波瑠が主演したNHK朝ドラ「あさが来た」でヒロインの娘の友達役を演じて話題に。女優としてはむしろ遅咲きだ。
「タレントパワーランキング」(アーキテクト)などで、タレントの取材や分析を手がける女優・男優評論家の高倉文紀氏はこう話す。