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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

松坂桃李「御上先生」"学園ものはダメ"の下馬評を覆し大成功の理由 「べらぼう」不振も追い風に

公開日: 更新日:

 それが近年は苦戦気味な理由は、「熱血教師という存在がもはや絶滅危惧種」とか「恋愛や友情といった、生徒が抱える問題がコンプライアンスの影響で描きにくい」などとドラマの制作現場では言われている。それにもかかわらず、『御上先生』が好スタートを切れたのは、「『べらぼう』のおかげでは…」(芸能関係者)ともっぱら。

 「べらぼう」が放送される日曜夜8時は、未就学児から高齢者まで、家族勢揃いで夕食やテレビを囲む家庭が今でもある。そこに『べらぼう~』の、初回放送から物議を醸し出した全裸の女性や、息遣いが聞こえてきそうな花魁や女郎たちのなまめかしいシーンは、いくら江戸中期の蔦屋重三郎を伝えるために必要な映像とはいえ、「子供にはとても見せられない」と判断する親もいるのだろう。

 そしてその余波が、昔から言われている"大河が弱いときは、日曜劇場の視聴率が上がる"というジンクスそのままに、『御上先生』の追い風になっているのではないか。

吉岡里帆岡田将生…ネクスト・ブレークの若手俳優も視聴率を後押し

 また主演の松坂を始め、吉岡里帆(32)、岡田将生(35)といった共演者や、ブレイク寸前の若手役者たちを集めたキャスティングも視聴者をひきつける理由になっていると指摘する関係者も多い。

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