「エロ漫画の巨匠」ダーティ・松本さん 写真が“自画像”の理由
75年には「漫画エロジェニカ」がわいせつ図画頒布で摘発され、寄稿していた松本さんも参考人として警視庁に呼ばれた。
「供述調書を取られただけ。べつにおとがめはなく、それからもせっせとエロ漫画を描き続けたよ」
80年にはAV「闇の宴」を監督。また、短編集「美少女たちの宴」がロマンポルノ「セックスハンター 性狩人」として映画化された。
「しかし、65歳までエロ漫画描いてるヤツなんていないんじゃないの。ギネスに申請すれば認定されるよ、ハハハ。それはさておき、ボクはまず自分がコーフンしないと面白いと感じないんだ。若い時分は銀座の洋書のイエナ書店で買ったバレリーナ写真集を見てどんどん妄想を膨らませ、作品化していった。ずっと独身のせいか、いまだに妄想は膨らみ続け、最近は両性具有、見た目は女性そのものなのに、股間がモッコリ……ってのに興味を持ってる。いずれ作品にしたいね」