直撃取材を“仁王立ち”で拒否…酒井法子が見せた度胸と貫禄
素顔の酒井は人付き合いが良く、フランクで男っぽい、シャキッとした性格で、たくさんのママ友たちからボスのように慕われていた。逃走劇の際に長男を預けたのもそんなママ友だったし、そういう仲間たちに囲まれて、PTAをやったり、運動会に出たりしていた。買い物に自転車を走らせたり、地下鉄に乗ったりして、しっかりとお母さんをやっていた。サッカーだかスポーツに打ち込む長男を熱心に応援する姿もあった。とにかく生活を立て直し、必死に生きている印象だった。
だが、生き馬の目を抜くような芸能界でやってきた貫禄か、過酷な境遇にあった生い立ちからか、直撃すると、鋭い一面をのぞかせた。
丸ノ内線の駅を出たところで記者を圧倒し、背中を向けて去っていくときの迫力も相当のものであった。
中華圏では「モンスター美魔女」などと称され、全盛期の山口百恵さんに次ぐほどの人気者で、逮捕後も当地からのラブコールがあるという。いろんな顔を使い分けるところといい、酒井法子の迫力はそのままだ。
(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)