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青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

直撃取材を“仁王立ち”で拒否…酒井法子が見せた度胸と貫禄

公開日: 更新日:

 素顔の酒井は人付き合いが良く、フランクで男っぽい、シャキッとした性格で、たくさんのママ友たちからボスのように慕われていた。逃走劇の際に長男を預けたのもそんなママ友だったし、そういう仲間たちに囲まれて、PTAをやったり、運動会に出たりしていた。買い物に自転車を走らせたり、地下鉄に乗ったりして、しっかりとお母さんをやっていた。サッカーだかスポーツに打ち込む長男を熱心に応援する姿もあった。とにかく生活を立て直し、必死に生きている印象だった。

 だが、生き馬の目を抜くような芸能界でやってきた貫禄か、過酷な境遇にあった生い立ちからか、直撃すると、鋭い一面をのぞかせた。

 丸ノ内線の駅を出たところで記者を圧倒し、背中を向けて去っていくときの迫力も相当のものであった。

 中華圏では「モンスター美魔女」などと称され、全盛期の山口百恵さんに次ぐほどの人気者で、逮捕後も当地からのラブコールがあるという。いろんな顔を使い分けるところといい、酒井法子の迫力はそのままだ。

 (聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)

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