英BBCが特集した“喜多川帝国”の性加害と暗部 ジャニーズと「共依存」の大手メディアはまたスルー?
「ジャニーズ事務所のタレントを起用すれば、視聴者も読者も広告費も稼ぐことができる。ジャニーズ事務所の若手グループを売り出せば、事務所との関係は良くなり、ジャニーズの大物人気スターの出演を確保しやすくなるかもしれない。一方で、ジャニーズ事務所や所属アイドルについて否定的なことを言えば、逆の効果が待っている。ジャニーズ帝国からはじき出され、帝国が生み出す収益の恩恵を受けられなくなる」
大手広告代理店出身のある広告プロデューサーはこう言う。
「LGBTの権利を大切にするBBCがこの件を特集したのは興味深い。LGBTの権利は守らなければならないし、性加害は時間が経ったからといって許される問題ではないと。元首相秘書官によるLGBT差別発言も記憶に新しいですし、同性カップルの法的保障がG7で唯一、日本にないことも、ドキュメンタリーの背景にあり、世界からそのあたりについて追及される材料として、ジャニーズ問題が注目される可能性はあると思います。日本メディアの弱腰、大きなものには目をつぶる『忖度』も世界に知られていくことになるかも知れません」
世界の良識と常識のまなざしが日本の闇に注がれている。