「転んだ程度で骨折」寝たきりや死亡リスクのアップを招く

公開日: 更新日:

「背中をちょっと押したら倒れてすぐに骨折、というような人もいます。ところが、1300万人ともいわれる骨粗しょう症の患者さんのうち、治療を受けているのは20~25%程度。自覚していない人も珍しくありません」

 加齢で誰もが骨の強度は落ちる。骨の強さは親から遺伝するので、親が骨粗しょう症による骨折経験者の場合、自分も骨が弱い可能性がある。また女性は、閉経後、一気に骨の脆弱化が進む。喫煙や大量飲酒の習慣がある人も骨粗しょう症になりやすく、進行しやすい。これらに該当する場合、50代くらいから骨粗しょう症を覚悟した方がいい。

 まずは、自分の骨の状態を知る。特に、「重い物を持つと腰が痛む」「立ち上がる時に腰が痛む」「起き上がる時に腰が痛む」「身長が縮んだ」「背中が曲がっている」「よく転倒する」といった人は急いで検査を受けるべきだ。

「骨粗しょう症対策としては、カルシウム、ビタミンB、D、K、タンパク質を日常的に積極的に取る。そして、スクワットや太極拳などの運動を行う。ただし、食事と運動だけでは効果に限度があります。骨密度の検査から骨折リスクが高いと判断された場合、速やかに薬物治療を始めてください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動