「活動量計」が歩数を増やす 1日2000歩増で病気リスク低下
活動量計やスマホのアプリなどがいいのは「見える化」できる点です。
漫然と運動や食事改善を行っていては、長期継続は難しいでしょう。特に、肥満や糖尿病、そのほかの生活習慣病になった人は、もともとが運動習慣がなく、食事内容が偏っていたり摂取時間が不規則だったりする人が大半ですから。
「見える化」は、さまざまな形で行えます。腕立て伏せを今は10回しかできないけど、1カ月後には20回を目指すなど具体的な目標を立てるといいのです。
ポイントは、いきなり大きな目標を立てないこと。「1年後に腕立て伏せ100回実現!」とするより、「膝つきの腕立て伏せで、1カ月後には胸が床につくくらいまでできるようにする」とした方がいい。
■仲間がいれば継続しやすく
ダイエットも同様ですね。元の体重にもよりますが、「1カ月で1~2キロ減」くらいの緩やかな減量計画の方が挫折しませんし、リバウンドも起こりにくい。これも「見える化」が成功の秘訣で毎日同じ時間帯に体重や体脂肪率の測定を行う。記録を取るともっといい。「昨日は食べすぎたから体重が増えた。今日は食事量を調整しよう」というふうに自然となりやすいのです。