糖尿病の人が水虫を放置するとどうなる? 13人に1人が爪白癬

公開日: 更新日:

 爪白癬は内服薬での治療が推奨されています。従来のテルビナフィンや、2018年に約20年ぶりに爪白癬の治療薬として保険適用になったホスラブコナゾールを1日1回服用すると、テルビナフィンでは6カ月、ホスラブコナゾールでは3カ月ほどで症状が改善されます。内服が難しい患者さんに対しては、エフィナコナゾールやルリコナゾールといった外用薬も処方しています。病状によっては効果が見られにくい場合もあるので、治療法で悩まれた際は皮膚科専門医に相談してください。

 冒頭でもお伝えしたように、爪白癬は必ず足白癬によって発症します。銭湯やプールなど共用施設で裸足で過ごしたら、帰宅後はすぐに足を洗い、白癬菌の感染を防ぎましょう。

▽小川尊資(おがわ・たかすけ) 2003年順天堂大学医学部卒業、13年4月に順天堂大学医学部皮膚科学教室准教授を務め、19年足の疾患センター副センター長に就任。22年より順天堂大学医学部皮膚科学教室先任准教授を務める。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…