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西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

高齢者施設の見極め…問い合わせ時の応対と現場の雰囲気がカギ

公開日: 更新日:

 申込書類の受け付け方法が新型コロナの影響で郵送のみ受け付けなら仕方ないが、持参可能ならぜひ一度足を運びたい。たとえ玄関先での受け渡しで居住空間まで入れなくても、そこから見える人の動きや表情で、施設内の雰囲気を把握することができるはず。

 見学不可でも相談員による面談は可能、という場合も、ぜひ時間を取りましょう。面談は施設内の会議室などで行われるはずなので、そこに入るまでの間に内部を垣間見ることができるからだ。注意したいのは、「変なニオイがする」「豪華な受付があるけど人の気配を感じない」「利用者が集まっているのが見えるが、皆、黙って座っているだけ」など。

 食事が外部で作られているのか、冷食を温めているのか。刺し身などの生ものが出るのか。入居者と介護職員の比率、とくに夜間の見守り体制は重要なポイントだ。

 また、担当者とやりとりしていると、施設の自画自賛話を聞かされることがある。私が経験した中では、いかに院長(医師)が素晴らしい人材なのかを、抑揚のないトーンでスラスラ話し、こちらの質問をあまり受けないところがあった。実際に会ってみなければわからないことってたくさんある見本だった。

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