【鶏ハツ】弱った「心」の働きを補い心臓トラブルの改善につながる
最近、胸が痛んだり、息苦しい。それなのに、検査をしてもとくに心臓に異常はない……。心臓の機能に問題がないのに、胸痛、動悸、息切れといった症状が現れる「心臓神経症」。原因はストレスや過労などで、心臓の働きを活発にする交感神経が刺激されることによって起きるとされています。一般的な心臓病の場合、動いたり、興奮したときに症状が起きやすいのですが、心臓神経症の場合は、安静時でも現れるのが大きな特徴です。
症状は左胸のごく一部に限られ、ズキズキ、チクチクした刺すような痛みがあり、手で押さえると痛みが増す傾向もあります。痛む時間は、心臓病発作の場合は15分程度で落ち着きますが、心臓神経症では1日中続くケースもあります。
精神面の問題のため、命に関わることはありませんが、症状が続くと不安が増し、悪化してしまうこともあるので早めの改善が必要です。
中医学では、心臓神経症は「心」と呼ばれる臓器の働きの低下が関連していると考えます。また、動悸も心の弱りが原因と考えます。心は血脈と血液循環機能をつかさどる臓器です。血を押し出し、全身に行き渡らせる働きをしています。この機能が低下すると、狭心症、心筋梗塞、不整脈といったトラブルを引き起こします。