【三つ葉】「気」をスムーズに流してダイエットのリバウンドを解消
ダイエットのために食べる量を減らして体重を落としたものの、アッという間にリバウンド……。無理な食事制限は、一時的に体重が減っても元に戻りやすいうえ、シニアにとっては寝たきりの原因になる「サルペコニア肥満」につながりやすいリスクがあります。
サルペコニア肥満とは、筋肉の減少と脂肪の増加がともに起こる状態を指し、加齢によって筋肉量は落ち、基礎代謝が低下して体内の脂肪は増えやすくなります。急激な食事制限で体重が減ったとしても、筋肉も減ってしまうと基礎代謝が下がります。すると、それ以上は体重が減らず、元に戻りやすくなって「リバウンド」現象が起こります。筋肉が落ちたまま脂肪が増えるため、基礎代謝が下がってしまった分、ダイエット前よりやせにくくなってしまうのです。
食事量を無理に控えるダイエットはサルペコニア肥満のリスクを高めます。肥満のうえに筋肉量は少ないという状態に陥ると、身体を安定して支えることが難しくなり、つまずきやすくなったり転倒しやすくなって、骨折や寝たきりにつながりかねません。また、心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧などあらゆる疾病を引き起こす原因になるのです。