巨星・岸田劉生の悲しい末路…放蕩の揚げ句38歳で
岸田劉生は大正13年の雑誌「改造」に「海鯛先生の清玩論」を寄せた。主人公の「江賀海鯛」は、「絵が買いたい」のダジャレだ。
古画を買いたくて仕方がない自分を擁護しつつも自虐的に書いている。「吾輩の、物の買い方は少々普通ではない。(中略)収入の大部分を買いものにつかうので、…
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