地震頻発と異臭騒ぎに関連…“異常事態”の日本列島で何が?
つまり、27日の地震も、横須賀での“異臭騒ぎ”も、バラバラの現象ではないということだ。ただ、原因が分かっても、いつどこで巨大地震が襲ってくるかは予測不能。恐ろしいのは、フィリピン海プレートが沈み込むことで、北米、ユーラシアの両プレートの“歪み”が限界に達しつつあるのではないか、ということだ。
■関東大震災直前にも変なニオイ
「戦前の内務省の記録によると、1923年の関東大震災の直前、浦賀(横須賀市)や三浦半島南端の城ケ島で異臭がしたといいます。プレート運動によって岩石が崩落し、異臭が発生していた可能性があります。フィリピン海プレートが北米プレートの下に沈み込んでいる境界に位置する『相模トラフ』近くの東京湾で、5月20日前後の3日間に地震が7回発生していたこともあわせて考えると、北米プレートやユーラシアプレートがいつ跳ね上がっても不思議ではありません。北米プレートが跳ねたら首都圏巨大地震が、ユーラシアプレートが跳ねたら南海巨大地震が発生するでしょう」(高橋学氏)
近い将来やって来る巨大地震への備えを怠ってはいけない。