くら寿司が5皿で1回抽選の「ビッくらポン」を導入した狙い

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 まだまだ猛威を振るう新型コロナ。飛沫(ひまつ)が飛び交う回転ずしってホントに大丈夫なの?

「抗菌寿司カバー鮮度くん」を導入しているくら寿司では、「非接触サービス」を全店で展開中だ。入店時の自動受け付けによるセルフ案内を皮切りに、皿の枚数を自動でカウントする設備、スマートフォンで注文できるシステム、セルフレジも導入している。

 実はくら寿司、こうしたことにかけては回転ずし業界で先駆的な存在なのだ。

「従来、ベルトは職人さんの周りをまわり、それを囲むカウンターが主流でしたが、直線型のベルトを採用しました。これにより大量のボックス席を確保し、客層をサラリーマンなど男性中心からファミリー中心の形に変えました。また厨房と客席を分けることで衛生面も改善。今では大手はほとんどがこの形になっていると思います。また、2002年に『タッチで注文』という方式を導入しました。席にお寿司が近づくと、『まもなく届きます』とアナウンスが入る送達システムまで開発しました」(広報担当者)

 回収口に皿を5枚入れると抽選できる「ビッくらポン」もファミリー層に受けている。4皿食べたら、「もう1皿」と売り上げに貢献しているのでは?

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