科学の進歩と米捜査当局の執念! 38年前に亡くなった事故犠牲者の身元を特定
GBIは2022年10月、米連邦捜査局(FBI)とDNA解析で犯罪や事故の犠牲者の身元特定を専門とする米企業オスラムの協力を得て、メアリーさんの娘との母娘関係を突き止め、今年1月に確認された。
メアリーさんは1956年、インディアナ州ゲーリー生まれ。17歳で結婚して娘2人をもうけたが1977年に離婚。同年再婚し、息子2人をもうけたが、失踪当時、夫とは離婚の手続きをしていた。失踪から5カ月後、離婚が成立した。
頭部の傷から2番目の夫の関与を疑う無責任なコメントがネットで拡散したことを受け、GBIは「夫はメアリーさんの死とは無関係」と明言している。
FBIから母親について知らされたという、メアリーさんの娘のアンジェリク・ホールさんは地元テレビWOFLにこう語った。
「(メアリーさんの失踪時)私は10歳でした。母は楽しく、ひょうきんな人でした。そして、ある日いなくなったんです」
「亡くなっているだろうとは思っていました。でも、まさか見つけてもらえるとは。ジョージアからの知らせに心から驚きました。遺体を発見してくださっただけでなく、母を病院に搬送し、最後の日々を世話してくださった。大切にされ、埋葬されたんですね」