屋内なのに…インドの政府職員がヘルメットをかぶって仕事をしていた仰天の理由

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 バイク用のフルフェースのヘルメットをかぶって室内で仕事をする人々。インド中部テランガーナ州ビアープールにある政府機関、マンダル・パリシャッド開発担当官(MPDO)事務所での光景だ。

 同事務所の業務は、インフラを整備し、住民にネット環境を提供することで地域を発展させることだが、事務所が入っている建物は築約100年で老朽化し、ボロボロ。雨漏りがひどい状態で、天井が脆弱(ぜいじゃく)になり、時々、セメントの塊が落ちてくるという。

 実際先日、職員の近くに大きな破片が落下し、危うく重傷を負うところだった。職員らはもっと安全な環境への移転を繰り返し要望しているが、なかなか実現しない。そこで背に腹は代えられず、みんなでヘルメットをかぶって仕事をするようになったという。

 この様子を撮影した動画が8月初めにネットに投稿され、SNSで急拡散。メディアにも取り上げられた結果、職員らへの同情と当局への批判が殺到したため、同州の政府当局者は先日、MPOD職員を「すぐに」別の建物に移転させると発表した。

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