アフリカ南部ジンバブエで白人がミス・ユニバース代表に 激しい抗議の行方は…

公開日: 更新日:

 アフリカ南部ジンバブエで今月16日、ミス・ユニバース世界大会の同国代表を決めるコンテストが行われ、同国出身のモデル、ブルック・ブルク=ジャクソンさん(21)が優勝したが、この結果に激しい抗議が起きている。

 理由はブルックさんが白人だからだ。ジンバブエでは、全人口に占める白人の割合は1%未満であるにもかかわらず、支配層の80%以上が白人だ。実際、コンテストのファイナリスト25人のうち、白人はブルックさんだけだった。

 こうした背景もあって、SNSには「白人にミス・ジンバブエの栄冠を授けるということは、ジンバブエには彼女より美しい黒人女性がいないということ。これは白人崇拝だ」「植民地支配者がジンバブエを代表するなんて」などといった審査結果に対する批判があふれるように寄せられている。

 ブルックさんは、自身のインスタグラムで「肌の色や、付き合う相手で人を判断すべきではありません」と反論。

 そして「私はこの美しい国のためにこの栄冠を獲得しました。国民を愛し、国民に奉仕し、国際的に我が国を代表してジンバブエとジンバブエ国民の独自性を世界に示します」と記し、11月18日に中米エルサルバドルで開催されるミス・ユニバース世界大会に参加する意思を明確にしている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情