「ダウン症バービー」に賛否…マテル・インターナショナルが販売に踏み切った経緯とは
アメリカでは、全米ダウン症協会協力のもと、同じバービー人形が4月に発売されている。ダウン症の女性をよりよく表現するために、顔は丸みを帯び、耳は小さく、鼻筋は平らで、アーモンド型の目といった特徴が取り入れられている。また、ピンクのペンダントネックレスには、ダウン症の人が持つ21番染色体を表す3本の矢印が描かれており、歩行をサポートするピンクの足首用装具(AFO)もつけられており、細部まで細かい表現がなされている。
日本法人マテル・インターナショナルに今回の発売に至った経緯を聞いた。
「先日からアマゾンで、数量限定で発売しております。過去にも義足のバービーや補聴器をつけたバービーなど、過去にも多様性を重視したバービーを発売しております。1959年の創業以来の理念として、多様性“ダイバーシティ”がございますので、今回のダウン症のバービーもその一環になります」(担当者)
マテル社には今のところ、否定的な意見は来ていないということだが、これは日本社会でも「多様性」を認めるようになってきた証左かもしれない。