車いすの女性が踏切で立ち往生…18歳女子高生の危機一髪の救助に全米が「ヒーロー」と喝采!
米テネシー州の踏切で立ち往生していた車いすの女性(53)を18歳の女子高生が命の危険を顧みずに間一髪で救助! 全米からその勇気を称える喝采が寄せられている。
アラバマ州アテネに住むリリー・ベイカーさんは2月8日、友人に会いに行く途中、テネシー州アードモアを車で走っていたところ、踏切内で車いすが線路に挟まり、身動き取れなくなっている女性に気づいた。そして列車が猛スピードで迫っていた。
リリーさんはすぐさま車を止めて走って行き、女性の服をつかんで移動させようとした。2人は転倒したものの、なんとか列車の直撃だけは免れた。女性は脚が列車に接触し、両足首を骨折する重傷を負ったが、命に別状はなかった。
アードモア市警によると、女性は踏切の近くのアパートに住んでいて、女性は心と体、両方の健康に問題を抱えていたという。
救助した際にはアドレナリンが噴出していたというリリーさんは「死と紙一重の体験でした。これほど死に近づいたことはありません」と語った。実際、鉄道会社からは「あと18インチ(約46センチ)で2人とも死んでいた」と告げられたという。
アードモア市当局は、危機一髪の人命救助をしたリリーさんの「わが町のヒーロー」と絶賛、8日に感謝状を授与した。写真はそのひとコマだ。