小池都知事あす出馬表明も女帝3選に暗雲漂う…自民党都連「支援決定」も現場はヤル気なし
知事支援に動くわけないでしょ
小池知事との連携は、都知事選と同日に都内8選挙区で投開票される都議補選を巡っても、問題がある。8選挙区のうち3選挙区で、小池知事が率いる都民ファーストの会と自民党の候補が競合しているのだ。別の地方議員が言う。
「補選でケンカして、知事選で握るなんて器用なことできませんから、小池さんの支援は無理。それに、もし3選挙区で小池知事が都ファの候補だけ応援することになれば、我々としては動く理由はない。勝手にやってくれという感じです」
さらに、自民党は今回、裏金事件の悪いイメージを薄めるため、選挙期間中に政治活動が認められる「確認団体」を設置して小池を支援する案を検討。これがマイナスに作用する可能性もある。
「自民党は政党色を消すことで、小池知事が連携しやすいように確認団体による支援を検討している。しかし、確認団体だと選挙戦で自民党の看板を掲げられないため、支援者の士気が上がりづらい。陣営が緩み、票を減らしかねないのです」(都政関係者)
都連の支援決定について問われた小池知事は10日「保守の方々から大きなエールをいただいている」と、自民党に秋波を送るかのような発言を展開していたが、焦りの裏返しか。暗雲が漂いつつある。