Z世代は90%が「入れるつもりはない」と保守的だけど…「タトゥー社員」をどうする?
SNS上には〈これ、めっちゃ分かる〉〈ずっと興味はあるけど、入れたいほど強烈なエピソードがない〉などと理解を示す声も少なくない。
「タトゥーOKの日本の温泉などを紹介するインバウンド向け旅行サイトも人気。施設によっては全面禁止は解除して、タトゥーを覆い隠すシールを貼れば入浴可というところも増えています」(旅行誌ライター)
■外国人旅行客の対応に苦慮
入れ墨=反社のイメージで威圧感を覚えるという日本人もまだ多いが、ファッション感覚の外国人旅行客に理解を求めるのは難しいようで、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏も「特に観光業は戻って来たインバウンド需要を逃したくない。まあ、セレブ相手の超高級ホテルは別として、中小は対応に苦慮しつつ、多少は目をつぶるしかないというのが実情でしょう」と話す。
さらに、こんな悩みも今後は増えそうだ。
「新入社員の腕に、なかなかのスカルのタトゥーが入っていることが最近発覚したんです。入社前にわざわざNGと説明していたわけではないので無理強いはできませんけど、拒絶反応を起こす社員やクライアントもいるかもしれない。『見えないように長袖を着て』とやんわりお願いしているような状況です」(IT企業人事担当者)
やはりタトゥーは困るというのであれば、採用前からはっきり「ノー」と通告しておく必要がありそうだ。