3選狙う小池都知事は情勢調査「一歩リード」も圧勝遠のき焦り…街頭演説も聴衆スカスカ
この日は雨が降っていたこともあってか、小池知事が演説を始めても足を止める人は少なかった。2人組の若い女性が「あっ、百合子だ」と声を上げていたが、写真を撮るでもなくそのまま立ち去っていった。駅前広場には、聴衆が演説を聞くために鉄柵で囲われたスペースが用意されていたが、3分の2程度しか埋まっておらず、スカスカ。聴衆はせいぜい500人程度だった。小池知事といえば、かつては街頭に立てば1000人は足を止めるのが当たり前だったが、神通力はスッカリ消え失せている。
■公明の動員頼み
それに、街宣に駆け付けた聴衆の一部は明らかな動員だった。会場には公明党の支持母体・創価学会の女性部とおぼしき人がチラホラ。日刊ゲンダイ記者は、小池知事のイメージカラーの緑色のポロシャツを着た公明都議を発見。ビラを配りながら、支援者に「よろしくお願いしますね」などと挨拶していた。記者が名刺を差し出して話しかけると、「あんた誰? 私は名乗るつもりはないから!」と妙に慌てた様子で走り去っていった。