朝日新聞記者の蓮舫批判、石丸伸二氏への脅迫メール…元公人へのSNSバッシングはシェアもアウト?
東京都知事選で落選した候補へのバッシングが続いている。
前参院議員の蓮舫氏(56)が17日までにX(旧ツイッター)を更新し、朝日新聞記者のXで、《ザ蓮舫さん、という感じですね……自分を支持しない、批判したから衰退しているって、自分中心主義か本当に恐ろしい》などと投稿された件で、《終わらせません》《弁護士と相談しているところです》とポストした。また蓮舫氏は《れんほう叩いていいよね、の空気が次世代の挑戦者を萎縮させないようにしたいといま、強く思います》と想いを綴っている。
同じく候補者だった前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は16日、自身のYouTubeで実家と個人に当てられた「殺害予告」を警察に届け出たと報告した。脅迫メールにはネットニュースを見たと記載されていたとし、マスメディアの報道姿勢に苦言を呈している。
実際、両氏に関連する言動の切り取りや動画はネット上に拡散され、無法地帯となっている。もし感情的にSNSに書きなぐった人がいたら気が気でないだろう。
「法廷では立候補した時点で落選者も純然たる私人とは判断しません。知名度がある元政治家は政界から足を洗って2~3年経ってやっと一般人とみなされるほど。公益目的で公共の利害にかかわる批判であれば、都知事選の候補者も"公人"として誹謗中傷に当たらない可能性が高い。ただ、生命を脅かしたり事実であっても社会的地位を貶める発言は名誉棄損に当たります」(ネット裁判に詳しい弁護士)